3月28日、3年間の任期での活動や、自身の今後についてを発表する本山町地域おこし協力隊活動報告会が行われた。この会で任期満了となるいわば「卒業式」である。
満了となった隊員のうち5名は嶺北で活動を続けていく抱負を語り、涙あり、拍手ありの報告会となった。
野尻萌生さん
林業、特産品の開発、「たんころクラブ」での薪配達業務に携わる。「どぶろく製造農家」の申請・開業等も行い、満了後、汗見川集落活動センターの事業、協力隊員時から引き続き、林業、たんころクラブの活動を行う。
中井勇介さん
任期中「土佐あか牛研究会」の立ち上げや、林業等を行う。現在「クラインガルテン本山」の業務に携わり、「たんころクラブ」や「吉野川救援隊」の一員としても活動中。
時久恵さん
任期中は林業や、協力隊のHP作成等を行う。協力隊員時の出会いや経験から現在は嶺北地域観光・交流推進協議会で観光業務やツアー対応・企画に従事している。
今井昭宏さん
隊員時、林業に興味を持ち、林業をしたいという思いで土佐町の林業家さんの下で学ぶ。現在でもその下で林業を行っており、今後はその技術を身につけ、「自分でも実践できるようになりたい」とその力強い意気込みを話す。
大下健一さん
任期中は間伐などによってできる林地残材を薪にして活用するための「石窯」の建設に携わり、イベントやツアーで石窯ピザ焼き体験の企画運営を実施する。
現在は他の隊員とともに「山の暮らし研究所」を設立し、石窯ピザ焼き体験のイベント出店や薪に限らず地域資源を活用することによって“この場所に暮らすこと”の価値を見出し高めていけるような活動を行う。