牡丹杉①

吉野川の深いV字谷に添う山間の集落大豊町桃原。同集落にある十二所神社の奥に堂々とそびえ立つのは樹齢1200年の大杉「桃原の牡丹杉」。樹高31m、幹周10mという巨大なこの杉は、葉が密集し、その様子は夏の入道雲を思わせ、枝葉が牡丹の花に似ているところから「牡丹杉」と呼ばれている。

牡丹杉②

また「天狗の寝床」と見立てることもあり、その様子から天狗が住まうという伝説もあることから別名「天狗杉」の名でも呼ばれる。

神々しさまで放つ牡丹杉は大豊町の町指定天然記念物にも指定されており、その姿を一目見ようと訪れる方も多くいる。