大豊町佐賀山にあり、この滝は日本の滝百選や、高知県の名水40選に選ばれている。落差は20mと迫力満点。
この滝にはある伝説があり、その昔、滝の下流部佐賀山集落の家に、ある夜美しい娘が訪ね、一夜の宿を貸した。娘は「私が休んだら体に水を掛けて下さい」と願った。しかしそれを不審に思った主人は娘が就寝した頃、襖の間から座敷を覗くと大蛇がとぐろを巻いていた。翌朝、娘は宿の礼を言い立ち去った。しかし気になった主人はその跡をつけて行った。すると、娘は龍王の滝まで来ると滝壺へ静かに身を沈めていった。その後、主人は大病を患い、寝たきりになったという。この滝はそういった伝説が残る程不思議な魅力のがあり、今なお多くの観光客が訪れる。