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国道439号線助藤にある「出雲大社願開き舟の地」。

看板が目印のこの地にはある奇跡の物語が残っている。

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今から225年ほど前、この地に住む志和九郎左衛門という郷士が、蔓延する病の平癒を出雲大社に祈願し、心からの祈りが通じてか病は治まった。

しかし大社は本山から遠く、御礼参りはできない。

そこで九郎左衛門は小さな木彫り舟を作り、舟の中に寛永通宝15枚を入れ蓋をし、表に「出雲大社様 土佐本山村助藤寅年男 天明元年丑ノ十月十七日」と印し、自宅前の吉野川から流した。

それから18ヶ月後、大社近く稲佐の浜に漂着しているのが発見され、大社には現在でも大切に祀られている。

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