ハーモニカを片手に、突如イベントステージへ飛び入り参加する「ハモじい」こと中澤良太郎さん。子ども達からは通称「ハモじい」（ハーモニカじいさんの略）というニックネームで呼ばれ親しまれている。
普段は林業をしながら「土佐町学校応援団」の一員として土佐町小学校の「放課後こども教室」でボランティア活動をしており、小学校土佐町老人クラブ、デイサービスでも演奏をする。
幼少時、父親が吹いていたハーモニカをねだりそれがきっかけで父親から手ほどきを受ける。しかしハーモニカが故障し中断。以来６０年間ハーモニカを手にする事はなかった。
しかし、いの町で「高新ハーモニカ教室」が開かれているのを知り９ヶ月間通い再開。今では肌身離さず持ち歩き、仕事の休憩時や自宅でも吹き続けているという。
しかし御年８２歳のハモじいも以前と比べると筋力や肺活量の関係で、テンポの早い曲を吹きにくくなってはいるが、「ハーモニカを吹き続けたいがため毎日体を鍛え、結果それが自分の健康にも繋がる。」とまったく衰えを感じさせない表情の中澤さん。
現在の曲のレパートリーはなんと１００曲以上。
なかでも童謡をよく子ども達のため吹いており「すばらしい童謡を子どもやその親に伝え、お年寄りと子どもが童謡でコミュニケーションをはかれれば良い。」と今日もすばらしいハーモニカの音色を山々に響かせている。
